皮?革?違いは何?漢字の意味から魅力を解説
こんにちは!革職人のあきさんです。
2回目の投稿になります。前回のブログでは,「革職人とものづくり」について,お話しさせていただきました。
今回は,「皮」と「革」について!この漢字の違いわかります?少しでも「ん?」と思った方は,根気強く,僕の文章を読み解いてくださいね~!
それでは,漢字のお勉強始まります^^
皮って??
その名前の通り、我々人間を含めた動植物の「皮膚」のことです。場合によっては「表皮」とも呼ばれます。これら「皮」は,まだ何も加工していない状態(ナマモノ)のことを指します。
語源は,表面の一番外側の「側」が由来となる説があるそうです。
※諸説あり
革って??
バッグやお財布などは「皮」ではなく「革」製品と呼ばれます。
皮をそのままにしていると腐ってしまったり,硬くなってしまったり,持ち歩ける状態にすらならなりません。そんな扱いにくいナマモノである皮に加工(鞣し)を施したものを「革」と言います。
みなさんは,一枚になっている革を見たことはありますか?
「引用元 : https://dete-diary.com/14458/」
※ 左側が頭の方向で,横にしている状態です!
「革」という漢字は象形文字。
このように皮をなめし,1枚の布のように開いた状態を模しているとされています。
また,ピンと張った状態に作り変えるという意味から,「革める(あらためる)」とも読まれ,「革命」や「改革」などにも用いられております。
改めて漢字って面白いですね!
ちなみに,「皮」を「革」にする加工を行う職人さんを「タンナー」と言います。
レザーの聖地イタリアには,昔から多くのタンナーや牛革加工業があります。数は少ないですが日本国内にも,タンナーさんは存在するんです。国産レザーを使った僕の商品はこちらからどうぞ~!
タンナーさんについては,また別の投稿で紹介しようと思います。(どうかブログが続きますように・・・!)
職人の悩み
僕が自己紹介の時にいつも悩むのが,職業名なんです。
多くの方にとって革職人って,
● 革を作っている人なの?
● 財布などを作る人なの?
● 何をしている人なの?
こんなふうに,あいまいな伝わり方をしているのではないかな・・・と感じています。こんなことで悩んでいるのは,僕だけかもしれないけど。
スーツを仕立てる人の名称をテーラーと呼ぶように,バッグや財布を作り上げる人の名称があれば,かっこいいな~なんて思っています。
良い案ありませんか?笑
募集します!笑
最後に・・・
知っていても役には立たなそうな豆知識,いかがでしたか?
僕自身,勉強嫌いな学生だったので,漢字も得意ではないのですが・・・自分の好きなことなら案外苦じゃないことに気付けました。
文章書くのはやっぱり,苦ですけど(笑)どこかの誰かに向けて,次回のブログも根気強く書きますね~!
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