Akihiro Kawai

革職人は面白い!意外と地味じゃない革の世界

 

はじめまして。革職人,あきさんです。

 

 

僕は,革職人 河合昌宏(カワイアキヒロ)と申します。

 

都内老舗革製品メーカーにて修行後,地元である栃木県日光市にてオリジナルレザーブランド「AKIHIRO KAWAI」を立ち上げました。独立から約2年,日光市内だけでなく市外や北海道,関西地方のお客様にも,ご来店いただいております。

 

さらに,多くの方に僕のブランドを知っていただきたい,革に興味を持ってほしい,そんな思いからブログをはじめました。学生時代,勉強が嫌いだった僕がブログなんて書けるのか不安ですが・・・やると決めたらやります!稚拙な文章ですが,読んでいただけたら幸いです。

 

 

 

革を作る=革職人ではない!

 

「革職人です。」と自己紹介すると,必ずと言っていいほど,「革を作っている人」だと認識されます。

 

世の中では,和菓子職人は和菓子を作る人,家具職人は家具を作る人というように,「○○職人=○○を作る人」と認識されるので仕方ないですよね。

 

レザー業界において,革を作る人は「タンナー」と呼ばれます。一方で,革を使って何かを作り出す人を「革職人」と呼ばれます。大きなくくりでいえば両者とも,革職人と言えそうなんですけどね。

 

 

 

僕は,革を使ってバッグや財布などを作る革職人です。

 

 

「職人なら,何でも作れるんでしょ」と思われる方もいるかもしれませんが,実際には違います。

 

デザインから仕上げまでひと通り自力で作れる職人は,個人や小規模でやっている方がほとんどです。

 

ある程度の人数がいる企業やメーカーは,分業制をしています。

 

デザインはデザイナー,サンプルはサンプル師といったように,役割が分担されていて,職人は製作のみを行うのです。ですから,「革職人だから1から全部作れる」というわけではないのです。

 

 

 

十人十色!革職人にも個性がある

 

 

全ての工程が出来る革職人にも,得意分野や好き嫌いが存在します。

 

 

 

1から手縫いで仕上げる人や

 

 

 

ミシンなどの機材を使用して製作する人

 

 

 

ヌメ革などのタンニンなめし素材を得意とする人

 

 

 

カラフルなクロームなめし素材を得意とする人

 

 

 

 

また,財布や名刺入れなどの小物専門か,バッグなどの袋物と呼ばれる製品を専門としているなど・・・。

 

職人さんによって,実に様々な特色があります。

 

僕は正直,「どれがいい」とも「どれが優れている」とも思いません。それらの特色は職人さんの個性なのです。商品を手に取る人が「これが好き」と思ったものが正解なのだと考えています。

 

同じようなバッグはあっても,絶対にどこかに「その職人さんの魅力」があるはずです。世界中にはたくさんの革職人がいます。その中から,自分好みの職人さんやお気に入りのブランドが見つかったら素敵なことですよね。

 

 

最近では,SNSで作業工程を発信する職人さんや,商品のこだわりを解説するブランドも多くなりました。

 

みなさん,今こそ見つけるチャンスです!インスタグラムで「新進気鋭の革職人」を検索しましょう!(笑

 

 

 

 

AKIHIRO KAWAIは心躍るレザーブランド

 

僕はミシンをメインに使って製作しています。財布や名刺入れなどの小物から,トートバッグなどの大きな袋物まで作ることができます。

 

以前勤めていたメーカーでは,ブランドからの依頼を受けて,それはそれは想像もつかないくらい大量に,小物製作をしていたのでミシン縫いには圧倒的な自信があります

 

 

使用するレザーに縛りはありません。

 

牛革の最上級「イタリアンレザー」や国産「手刷毛模様本革」,まるでシープのような柔らかさの「スーパースムース」など,さまざまなレザーを仕入れています。その時の僕が心惹かれるものを使うようにしています。

 

(誰かに見せたくなるような「心躍る」商品作りが僕のモットーです。)

 

 

 

 

ちなみに,手縫いは少し苦手です。(できないわけではないのですが,時間がかかってしまうので,あまりやりません。)自分が苦手としていることなので,たまに綺麗な手縫い商品を見ると興奮してしまいます。

 

 

好きなブランドがある方は,素材の種類や製法などを調べてみてください。より愛着が湧いて,好きが大好きになること間違いなしです。

 

 

 

 

視点を変えて「もの」を見るのもオススメ

 

 

どこにいても,だれでも,物が手に入る時代。大抵のものは,代わりのあるもの,無くてもいいものかもしれません。そんな現代だからこそ,ものづくりを担ういち革職人として,手作りが持つ価値を,その魅力をみなさんに知ってもらいたいと思っています。

 

 

この世に存在するすべての商品は,誰かの思いから作られています。飛行機は「空を飛びたい」という強い願いから発明され,共感した人々が普及への後押しとなり,いまでは数えきれないほどの飛行機が空を飛んでいるのです。

 

 

少し壮大な例えになってしまいましたが,革製品をご検討の際には,職人さんにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

その人がどんな思いで作っているか,何を目指しているか・・・など,人となりを知ることで,その商品の見え方も変わってくるはずです。もちろん,商品もしっかり見てくださいね!

 

職人さんによっては「自身のことより商品を見てくれ!」というシャイな方もいますが,距離が縮めることができれば,お手入れの秘訣やとっておきの情報を教えてくれるかも?

 

 

 

 

最後に

 

初めてのブログ,いかがでしたでしょうか。

 

革製品に限らず、どの業界でも作り手の思いは,多かれ少なかれ商品に影響しています。ぜひ,商品選びのヒントになれば幸いです。ここまで読んでくださった親切&読解力のある方が,自分だけのお気に入りの1点を見つけられることを願っています。

 

お気づきの通り,文章力が壊滅的ではありますが,持ち前の鋼メンタルで,ブログ書き続けますので,次回もお楽しみに!

 

 

 

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