こんにちは！

革職人のあきさんです。

 

 

今回は…

 

職人を目指している人！！！！！

 

 

だけではなく

 

 

そんな方々へのアンサーとなるような，ブログになっております。

 

 

 

自信に満ちあふれ，やる気満々の方の，お役に立てません。ご了承ください（笑）

 

 

 

 

僕は・・・好きでもないし上手でもなかった

 

 

 

いつだかのブログで，実は，革には一切興味が無かったのに，革職人になっちゃった話をしたと思います。

 

 

 

 

名前は伏せさせていただきますが，老舗革製品メーカーで革職人としての修行を積みました。既にご存知の通り，当時の僕は，革について無知でした。これから革製品を作るぞ！って人が

 

 

「革ってどうやって作ってんの？」

 

 

という疑問を持っているんです。おかしな話です。

 

 

 

同僚には，僕とは違って，革が好き，ものづくりが好き，というよう「好き」という感情を理由に職人になった人がいました。

 

 

 

また，SNSを開けば，趣味でレザークラフトを楽しむ人が，山ほどいます。中には，売り物レベルのクオリティの作品もあります。そういった方々も，趣味ですから「好き」をきっかけに革製品を作っています。

 

 

 

そんな方々を見ていると，僕は革職人に向いていないんじゃないか・・・と，時々自信がなくなったりします。

 

 

 

 

 

好きこそ物の上手なれ

 

 

昔の人はうまいこと言ってくれますね。

 

「好き」という感情は，何にも代えがたい莫大な原動力になる，と常々感じます。

 

好きだから，色々知りたくなったり，好きだから，時間を忘れて夢中になったり，そんな経験ありませんか？

 

 

革が好きで職人になった人や，趣味でレザークラフトをやる人・・・彼らの吸収力って本当に半端じゃないんです。僕も，好きな「宇宙」のことだったら，意識せずに知識がどんどん入ってくるんですけどね〜。

 

 

あ，別に革が嫌いとかじゃないんですよ？

 

 

そういう方々に比べて，熱量が足りないと感じるんです。

 

 

 

 

 

〇〇になったら，好きになってくる

 

 

前述した通り，僕は革好きではありません。

 

 

でも，革職人として活動し，自分のアトリエを持ったり，ネットショップで販売したり，百貨店や呉服店での個展を開いたりしています。

 

 

 

簡単ではないけれど，少しずつ，できることを増やしていくこと，時間をかけて技術を磨くことで，好きでなくても，上手になることはできるのです。むしろ，僕の場合，製品づくりが上手になってきたから，革にも興味が出てきました。

 

 

 

だから，今

 

 

と悩んでいる人がいたら，安心してほしい！

 

 

 

 

好きなことがなくても，何かを極めることはできるし，やってみたら好きになってくることだってある！

 

 

 

 

 

でも，やっぱり「好き」は大きな強みだと思います。「好き」は，感情の一部なので，頑張ったら獲得できるもの，ではないんですよね。

 

 

 

だから，今

 

 

 

そんな人がいたら，チャンスだと思います。「好き」という強みがあるんですからね！

 

 

 

大切なのは「好き」ではなく・・・

 

 

ここまで，「好き」がどうとか，さんざん書いてきましたが，結局のところ好きだとか，好きじゃないとか，そんなこと割とどうでもいいのかもしれません。

 

「はじめの１歩を踏み出すこと」それが，大切なことなんじゃないかな・・・と，革職人は思っています。

 

 

 

 

はじめの１歩は人それぞれ違うと思います。

 

見る。

 

調べる。

 

作る。

 

買う・・・。

 

 

もしかしたら，その決意を誰かに話すことも小さな１歩になるかもしれませんね。

 

 

 

今回のブログは少し真面目な話をしました。

 

誰かの後押しや支えになれたら幸いです。

 

次回のブログでは，ふざけます（嘘です）

 

 

 

革職が気になった方はこちらもどうぞ～！