ファッションアイテムとして常に人気の高いレザーのジャケット。お気に入りのレザージャケットを、長く愛用するためにもメンテナンスは必須です。レザーのお手入れは一見難しそうなイメージですが、手順を知れば簡単に行うことができます。この記事では、普段のお手入れ方法から汚れたときの対処法まで、詳しく解説していきます。

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レザージャケットのお手入れ方法

レザージャケットのお手入れは以下の手順で行います。

 

1. ブラッシングをする
2. クリーナーで汚れを落とす
3. レザーの保革をする
4. 乾拭きで仕上げる

 

それぞれ順番に詳しく解説していきます。

1.ブラッシングをする

まず行うのはブラッシングです。大切なのは、レザーの表面を清潔な状態にしておくこと。やわらかい馬毛のブラシで、汚れやホコリを取り除きます。汚れが溜まりやすい襟や袖口、ポケットは入念にブラッシングをします。目安としては週に一度、行うといいでしょう。

2.クリーナーで汚れを落とす

特に汚れが気になる場合は、レザー専用のクリーナーで落とします。お肌のスキンケアを行うように、最初に汚れをしっかり落としておくことで、その後の保湿が浸透しやすくなります。クリーナーをクロスにつけ、汚れている部分をなでるように落としていきます。

3.レザーの保革をする

レザーの油分を補い、柔軟性のある状態に保つことを「保革（ほかく）」といいます。レザージャケットの保革をするためにはクリームで保湿をします。スポンジに適量のクリームをつけ、レザージャケット全体に薄く伸ばしていきます。ムラにならないよう、均一に塗ることを心がけましょう。

 

保湿をしすぎると、かえって汚れがつきやすくなり、シミの原因にもなるので注意が必要です。保革をするタイミングは、年に1〜2回程度が目安です。

4.乾拭きで仕上げる

仕上げとして乾拭きを行います。余分な油分が残っていると、カビが発生する原因にもなります。やわらかい布やクロスで磨き上げると、自然なツヤが出て美しい仕上がりになるので、最後まで丁寧なケアを心がけましょう。

レザージャケットが汚れたときにするお手入れは？

レザージャケットが汚れる原因は、主に以下の理由です。

 

• 油性の汚れがついてしまった
• カビが発生してしまった
• 雨で濡れてしまった

 

それぞれの汚れの対処法を詳しく解説していきます。

油性の汚れがついてしまった

油性の汚れはオイルで落とします。ハンドクリームや整髪料など、日常生活で注意をしていても、油性の汚れがついてしまうことがあります。まずは汚れがついた部分をやわらかい布で乾拭きします。擦って落とそうとせず、油分を吸収するように押さえます。その後は保革用のオイルで馴染ませます。最後に乾いた布でやさしく拭き取ります。

カビが発生してしまった

カビが発生した場合は、固く絞った布で拭き取ります。比較的新しいカビは、そのあとに保革用のクリームを塗ることで、ある程度取り除くことができます。カビがひどい場合は、カビ取り専用のクリーナーで除去するか、レザー用洗剤で洗うなどの方法があります。

雨で濡れてしまった

レザージャケットが雨で塗れてしまったときは、乾いた布で水気を丁寧に拭き取ります。その後、風通しの良い日陰で乾かします。ポイントは、完全に乾ききる前にクリームで保湿をすること。乾いたあとの保湿では、縮みやシワを防ぐことが難しいからです。最後はしっかりと乾拭きをして仕上げます。また今後の雨対策のためにも、レザー専用の防水スプレーをかけておくこともおすすめです。

レザージャケットを長持ちさせるためのコツ

レザーのジャケットは正しいケアを行うことで、長く愛用できるアイテムです。何もしないままでおくと劣化が進んでしまいます。レザーには適量の油分が必要なので、クリームやオイルなどの栄養補給が欠かせません。ベストな状態を保つためにも、保革の正しい方法や汚れてしまったときの対処法を参考に、大切にお手入れをしていきましょう。