Akihiro Kawai

革財布の手入れ方法は?推奨頻度と正しいケア手順を紹介

革財布の手入れに必要な道具

 

革は手入れが必要な素材です。中でも毎日使う財布は、長く綺麗に使うためにも定期的なケアが必須となります。そこで今回は、革財布の正しい手入れ方法やケアの頻度、専門業者に頼むべき状態の目安などをご紹介します。

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革財布を手入れする必要性

そもそもなぜ革財布には、定期的な手入れが必要なのでしょうか。革は時間が経つと色に深みが出るなど、変化を楽しめる素材です。その分しっかりケアをしないと、色落ちやヒビ割れなどの劣化が出てきてしまいます。革財布のケアは、長期間にわたって素材を健康な状態に保つため、必要な作業なのです。

革財布の手入れ頻度は?

革の手入れは1ヶ月に1度程度がおすすめです。新品の場合は半年程手入れが不要ですが、それ以降は月1回の頻度で手入れをすれば品質を長く保てます。また、感触的に油分が少なく乾燥しているように感じたら、その都度手入れを行ってください。

革財布の手入れに必要なアイテム

ここでは、革財布の手入れに必要なアイテムをご紹介します。初心者の方や、自宅で簡単に行う場合はまず以下のアイテムを用意しましょう。

革用のブラシ

革用のブラシはさまざまなタイプが販売されていますが、一般的には「馬毛」「豚毛」に分けられます。しなやかで柔らかい「馬毛」は、革財布のホコリや隅にたまったゴミを払う際に。コシが強い「豚毛」は、革の表面をしっかり磨き上げる際におすすめです。ただし、「豚毛」は革の種類によっては傷をつけてしまうため、お手入れ心者はどんな革にも使える「馬毛」を使いましょう。

革用クリーム(乳化性クリーム)

革を長持ちさせるためには、油分と保湿が必要です。手入れの際には、革専用のクリームを使い落ちていった油分や水分を補充してあげましょう。このケアにはオイルを用いることもありますが、革の種類やオイルの種類によっては革にシミをつくる恐れがあります。クリームタイプは、油分と水分のバランスが良いので初心者にはクリームタイプがおすすめです。

クロス(柔らかい布)

手入れはじめ(ブラシ前)の汚れ取りや、最後の乾拭き仕上げ用に、革を傷つけない柔らかい布を用意しましょう。色移りを予防するために、白の布を用意するのがおすすめです。専門の布も販売されていますが、布目の細かなタオル・使い古した白のTシャツでも代用が可能です。

革財布の手入れ方法

では、実際に自宅で革財布の手入れをする際の工程をご紹介します。お手入れ初心者でも簡単にできる方法ですので、ぜひ参考にしてみてください。

①ブラシや乾いた布でほこりを落とす

財布の中身を全部出し、乾いた布やブラシを使って、細かい場所までしっかりと埃を払い落とします。とくに縫い目は細かいゴミが溜まるので、念入りに拭き落としてください。ブラシを使う場合は、ゴシゴシ擦らずササっと掃くように軽い力でブラッシングしましょう。

②革用のクリームを塗る

ほこりやごみを綺麗に取り除いたら、革用のクリームを塗ります。一度で大量に塗るとクリームがしっかり浸透せず、シミやカビの原因になるので注意しましょう。米粒ほどのクリームを柔らかい布に取り、円を描くように少しずつ塗りこんでください

③クリームを馴染ませる

クリームを塗り終わったら、風通しの良い日陰で1時間〜2時間を目安に乾かしてください。この間に、クリームはゆっくりと革に馴染んでいきます。早く乾かそうと、ドライヤーなどを使うことは、革を劣化させるので避けてください。

④仕上げの乾拭きをする

乾いたら仕上げに乾拭きをします。クリームが革表面に残っていると、ほこりやごみがつきやすくなり、カビが発生する可能性があるためしっかり拭いてください。また、水シミが心配な場合は、最後に革用の防水スプレーを吹きかけておくのもおすすめです。

こんな時は専門業者に相談を

革の汚れ具合によっては、自分でケアすると状態を悪化させてしまいます。以下のような場合は、専門業者に相談をしてプロのケアを受けましょう。

傷や擦れが多い

毎日使う財布は、ちょっとした刺激で擦れや引っかき傷がついてしまいます。薄く小さいものであれば、クリームを塗りブラッシングすることで多少の改善が可能です。しかし傷が深く数が多い場合は、微調整が難しく、かえって傷つけてしまう恐れがあります。綺麗に修復するためには、プロに任せましょう。

色落ちがある

革は、経年劣化などで色落ちします。レザーマニキュアや、色付きレザークリームを活用することで解消できますが、レザーケア初心者には難しい作業です。色を均一化させ、色落ちした部分をしっかりと補修するためには、プロに任せたほうが確実に仕上がります。

表面の汚れが酷い

革は手垢や油分がついたまま放置すると、頑固な汚れとなって残ってしまいます。ついてすぐのものであれば、レザークリーナーを活用して除去できますが、こびりついたものは簡単に落とせません。無理して擦ると革を傷つけて、使い物にならなく恐れがあるため、酷い汚れはプロにクリーニングしてもらいましょう。

革財布は定期的なメンテナンスで品質を保とう

革財布は毎日使う分、傷や汚れがつきやすいアイテムです。そのため革の品質を保って長く愛用するためにも、定期的なメンテナンスを行いましょう。革に酷い傷や変形がなければ、自宅で月に1度程度のケアで充分です。汚れが酷かったり、自分でのケアに不安がある場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。

日光発ハンドメイドレザーブランド | 革と布地と着物帯 | Saetta

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【Saetta】では、栃木県日光市を拠点に、オリジナルのレザーアイテムである財布やカードケース、バッグなどを制作・販売しております。革と布地と着物帯が織りなす“ときめく”アイテムは大切な方へのプレゼントにもおすすめです。オーダーメイドも承っておりますので、ご希望・ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせください。

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