Akihiro Kawai

絶対ダメ!濡れた革製品にドライヤーはNG。正しい処置方法とは

熱に弱く自然乾燥が大切な革素材

 

革製品が濡れてしまった場合、早く乾かしたいと思いドライヤーを使っていませんか?熱風は乾燥にとても役立ちますが、革製品に対してこの処置方法は絶対にNGです。今回は、なぜ革製品を乾かすのにドライヤーが適さないのかとともに、正しい処置方法をご紹介します。

この記事を読むための時間:3分

なぜ濡れた革にドライヤーはNG?

革は耐久性が強い素材ですが、熱に弱い性質を持ちます。そのため、高温で一気に乾かすドライヤーを使うと、革にさまざまな弊害が起きてしまうのです。濡れた部分は乾かせても、革そのものがダメになってしまっては、今まで通り使えません。そのため、濡れた革をドライヤーで乾かすことは絶対に避けましょう。

熱によって起こる革の変化

では、革に急な熱を与えるとどのような変化が起こるのでしょうか。主に見られる症状をご紹介します。

収縮による変形

濡れた革を急速に乾かすと、繊維が凝縮してしまいます。その結果、形が保てなくなり変形が起こってしまうのです。革は部分ごとに繊維の質が違うため、凝縮の仕方が変わってきます。そのためただ縮むだけではなく完全な変形が起きてしまうので注意しましょう。

ひび割れ

熱によって革の繊維が凝縮すると、ひび割れを起こす場合もあります。もともと革製品は長い間使うことで乾燥が起き、ひび割れるケースがありますが、無理に高温をあてることでこの劣化を早めてしまうのです。その瞬間は綺麗に乾いたように見えても、すぐにひび割れが起きてしまいます。

油分の流出・揮発

革に熱を与えると、内部の油分が流出、揮発してしまいます。しばらく置いておくと、油分は革内に戻りますが、揮発した分は戻ってきません。これが革の劣化を早めてしまい、ひび割れや変色の原因となります。

革製品が濡れてしまったときの対処法

革製品が濡れてしまった場合は、早い段階であれば簡単な方法で対処できます。ここでは自宅でできる、濡れた革の応急処置方法をご紹介します。

①乾いた布で水を拭き取る

まずは、ついてしまった水分を乾いた布でしっかり拭き取ってください。擦り過ぎると色落ちする可能性があるため、布に押し付けるようにして水分を吸い取りましょう。

②完全に乾くまで陰干しする

風通しが良く、直射日光の当たらない場所でしっかりと陰干しをしてください。表面だけ濡れた場合は1日程度で乾きますが、中身まで濡れてしまった場合は様子を見ながら数日間は乾かしましょう。

③油性のクリームで油分を補う

革が濡れた際、表面を拭き取って陰干しすることで油分が減少してしまいます。油分は革の質を保つために重要な成分のため、しっかり乾いたことが確認できたら、専用の油性クリームを全体に塗りましょう。この時は、コットンなど柔らかい布でクリームを取り、革に優しく塗り込んでください。

革製品に水シミができた場合の対処法

水シミは、水に濡れた部分の水分量が増えることで革の色が濃くなっている状態です。そのため、シミを目立たなくするには、革全体を濡らすという方法が応急処置となります。全体的に濡らすため、処置をした後は革の色味が若干濃くなるなど、変わってしまう場合もある事を理解した上で以下の方法を行ってみましょう。

①乾いた布で水を拭き取る

まずは、ついてしまった水分を乾いた布でしっかり拭き取ってください。水が染み込んでしまった部分をわかりやすくするためにも、水分を残さないようにしましょう。

②固く絞った布で全体を均一に濡らす

水を含ませ、固く絞った布で水シミができた部分と同じ色味になるように全体を濡らしていきます。このとき擦ってしまうと革を傷つけるので、優しくポンポンと水分を染み込ませていくのがポイントです。

③自然乾燥

色が均一になったら、風通しの良い日陰で自然乾燥させます。この時も、ドライヤーで乾かすのは絶対にやめましょう。できたばかりの水シミであれば、この方法で目立たなくなります。完全に乾いたら、専用のクリームやオイルなどで潤いを補給させると、よりベストです。

濡れた革製品は熱で乾かさず、正しい対処法でケアしよう

熱に弱い革は、ドライヤーの熱風でも簡単にダメージを受けてしまいます。濡れた際は早く乾かそうと慌てずに、今回ご紹介したケア方法を試してみてください。もし綺麗な状態に戻らない場合は、革専門の業者に修理をお願いするのがおすすめです。

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