革製品にカビが!正しい落とし方と、カビない保管法を紹介
高級感を演出してくれる革は、カバンや靴、財布などさまざまなアイテムで人気の素材です。しかし気が付いたら、いつのまにかカビが生えていた!と驚く人も少なくありません。今回は革製品にカビが生えてしまう原因と、カビの除去方法、そして正しい保管方法についてご紹介します。
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目次
革製品にカビが生える原因
カビには生えやすい条件があります。革製品はその影響を受けやすい素材のため、どのような原因でカビが生えやすいかを知っておくと対策に役立ちます。ここではカビが生える主な原因についてご紹介します。
繁殖しやすい湿気と温度
カビには繁殖しやすい条件があり、温度と湿度が大きく関わっています。温度は20℃~25℃、湿度は60%以上になるとカビは繁殖を始めます。気象庁のデータによると特に日本は1、2月を除いて平均湿度が60%を超えており、ほぼ1年中カビが生えやすい条件となっているのです。部屋の温度も20℃~25℃にしている家庭が多いため、革製品は注意しないとすぐにカビが生えてしまいます。
参考サイト:気象庁HP
皮脂・ホコリなどの汚れ
カビは汗や皮脂、ホコリなどを栄養分にして繁殖します。見た目には綺麗だったとしても、一度使用した革製品にはカビの栄養源が付着してしまうので、表面の状態をきれいに保つことが重要です。特に使用する機会が少ない場合は、放置するだけカビが増えていくため、最低でも月1回は手入れする習慣をつけるようにしましょう。
革製品のカビ取り方法
自宅でも革製品に生えてしまったカビを除去する方法があります。ここでは自分でも簡単にできる、カビの除去方法やアイテムをご紹介します。
ブラッシング
初期段階のカビであれば、革専用のブラシと水拭き、そして仕上げにしっかり乾拭きをすれば落とせます。あくまで表面のカビを、目立たない程度に処理する方法ですので、すぐにカビが再発する場合はもっと丁寧な手入れが必要になります。
革専用クリーナー
革には手入れ用の専用クリーナーがあります。これは、カビを含めたホコリや皮脂汚れを落とすのと同時に、革が失った油分の回復も可能です。革の表面にしっかり油分があれば、見た目の艶感はもちろん汚れを弾いて拭き取りやすくする効果もあります。また、除菌成分が高いクリーナーを使えば、カビを細胞膜から破壊する効果もあります。
革の種類によっては使えない場合もありますので、使用前にしっかり確認しましょう。
アルコール消毒
アルコール分を含んだ消毒液で、カビを除去する方法もあります。この方法は除去と共に予防効果もありますが、革に悪い影響を与える場合があるため注意が必要です。主な影響としては、革のコーティングが剥がれたり変色したりが多くなっています。アルコールを使う場合は、目立たない場所の一部を拭いてみて、乾燥させた後で異変がないことを確認してから使うようにしましょう。
専門業者へ依頼
簡易的な方法でカビが綺麗にとれない、もしくは高級な革を自身で手入れすることが心配な人は専門業者へ依頼しましょう。革と一言でいってもその性質はさまざまです。お金と時間はかかってしまいますが、プロの手に任せるのが最も安心・安全な方法といえます。
革製品をカビさせない保管方法
せっかく手入れをしても、保管方法が正しくなければカビは再度発生してしまいます。ここでは、革製品を保存する際の正しい方法をご紹介します。
風通しのいい場所を選ぶ
カビを生えさせないためにも、手入れをした後に風通しがよく湿度の低い日陰を選んで保存しましょう。また使う頻度が少ない場合は、革の表面に傷がつかないように、不織布の袋の中に入れておくのがベストです。不織布は風通しがいいため、湿気の影響を受ける心配はありません。
こまめな陰干し
革製品は、正しい保管はもちろんですがこまめに陰干しをして、しっかり乾燥させてあげることも大切です。革は一度使っただけでも湿気を含みます。そのため、そのまま収納するのは絶対にNG。少なくとも一晩は陰干しする必要があります。普段使わなかったとしても、数ヶ月に1回程度で陰干しをすると、カビの予防に効果的です。
革製品のカビは早めの処置と正しい保管で防ごう
革製品は、とてもカビが生えやすい素材です。そのため、普段の予防と使った後に早めの手入れをすることが、カビを生やさないために重要となります。カビが生えてしまった場合も、早急に手入れすれば綺麗にできるため、決して放置はせずにしっかりケアしましょう。また、より長持ちさせたい場合は、専門業者にメンテナンスを依頼するのもおすすめです。
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