固い革製品を柔らかくするには?新品の革製品のケア方法を紹介
革製品は使っていくたびに柔らかくなっていきます。それは、革の繊維が少しずつほぐれていくからです。しかし、新品の革製品は繊維が詰まっているため、固いと感じる人もいるでしょう。固いと使いにくいですよね。この記事では、新品の革製品を柔らかくする方法を解説します。やってはいけない注意点もあるので、正しいやり方を知り、革製品を長持ちさせましょう。
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目次
新品の革製品を柔らかくする方法
新品の革製品が固いのは、繊維が詰まっているからです。固いからといって、無理に力を入れて柔らかくしようとしてはいけません。傷やひび割れの原因となります。ここでは、革製品を傷つけずに柔らかくする方法を紹介するので、試してみてください。
革を温める
革は温めることで柔らかくなります。しかし、ドライヤーをかけたりお湯につけたりしてはいけません。革は急激に熱を加えられると、変形したりひび割れたりします。温めるといっても、少し暖かい部屋に置くなど、自然と温められる環境をつくりましょう。
革を揉む
新品の革製品のつまった繊維をほぐすことで柔らかくなります。柔らかくしたいところを優しく手で揉みましょう。温めた状態で揉むとさらに効果的です。
革にオイルを塗る
乾燥も革が固くなる原因です。新品の革製品は、作られてから時間が経っていたり、長い間店頭に陳列されていたりし、乾燥していることがあります。使い始める前にオイルを塗ると、柔らかくなるだけでなく、傷や汚れを防いでくれます。オイルの塗り方は次のとおりです。
- ブラシで革製品のほこりや汚れを落とす
特に、縫い目にはほこりがたまりやすいので、丁寧に落としましょう。 - 乾いた柔らかい布にオイルを少量つける
オイルの種類にもよりますが、オイルの目安は革のキーケースで米一粒くらいの量です。少しずつつけましょう。 - オイルを革製品全体に薄く塗る
全体に満遍なく塗りましょう。偏ってしまうとシミの原因となります。 - オイルが染み込んだら、乾いた柔らかい布で乾拭きする
乾拭きするときには、力を入れずに優しく拭きましょう。余分にオイルがついていると、ほこりがつきやすくなったり革の風合いを損ないます。
オイルを塗るのが心配な場合は、目立たない場所に少量塗り、シミなどにならないか試してみるといいでしょう。
やってはいけない注意点
次のようなやり方をすると、革製品を傷める原因となります。
- 急激に熱を加える(ドライヤー、熱湯など)
- 力強く揉む
- オイルを塗りすぎる
革製品はデリケートなので、丁寧に優しくケアしましょう。
革が固いままだとどうなるのか
革製品を固いままで使用すると革製品を傷めてしまい、使い心地が悪くなります。
- 革の手触りが悪くなる
革製品のケアをせずに乾燥が進むと、どんどん固くなっていきます。革製品には独特の手触りがあり、それを気に入って使う人もいるでしょう。しかし、革製品が固くなってしまうと、ゴワゴワして触り心地が悪くなってしまいます。 - シワやひび割れの原因となる
固くなった革製品はシワができやすく、ひび割れが起きることもあります。シワやひび割れを元の状態に戻すのは難しいです。また、削れやすく傷も入りやすくなり、長持ちしません。
せっかくの革の風合いが気に入って購入しても、ケアをしないと乾燥が進んで固くなり、使い心地が悪くなってしまいます。
革製品を正しくケアして長く愛用しましょう
革製品は使うほどに手に馴染み、柔らかく使いやすくなっていくものです。色合いや風合いの変化は、革製品の魅力ですよね。しかし、正しいケアをしないと、革製品を傷めて寿命を縮めてしまいます。使い始める前のケアを行い、長く愛用していきましょう。
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