革製品の手入れの方法は?頻度から手入れの手順まで解説
革製品の魅力の一つに「経年変化」があります。使うほどに風合いや色合いが変化し、愛着がわいてきますよね。しかし、美しく経年変化をさせるためには、日々の手入れが欠かせません。正しく手入れしない革製品は、ひび割れやシミなどが起こりやすいからです。革製品を長く愛用するためには、正しい手入れ方法を知る必要があります。
この記事では、革製品の手入れの手順から頻度までを解説します。正しい方法で手入れをし、美しい状態を長持ちさせましょう。
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目次
革製品の手入れの頻度
革製品の手入れといっても、その方法はさまざまあります。日常的に行ったほうがいいのは、ブラッシングと乾拭きです。日常的に行うことで、ほこりや汚れを取り除いて清潔にできるでしょう。濡れた際は水をふき取ったり乾かしたりするのも、日常的に必要な手入れです。
また、日常的な手入れの他に欠かせないのがオイルメンテナンスです。革が乾燥するとひび割れを起こし、元に戻せません。オイルメンテナンスは、革製品の種類によって違うので、小物とバッグの場合を分けて解説します。
革製の小物の場合
革製のキーケースや財布などの小物の場合、3ヵ月から半年のペースでオイルメンテナンスを行いましょう。キーケースや財布などは、手に触れる機会が多いため、自然と保湿されます。そのため、頻繁にメンテナンスを行う必要はありません。
しかし、小物は使い始める前のメンテナンスが必要です。なぜなら、新品の革は油分が少ないので、傷や汚れがつきやすい状態だからです。長持ちさせるために、最初にひと手間かけて手入れをしましょう。
革製のバッグの場合
革製のバッグの場合は、2カ月に1回程度のメンテナンスが必要です。バッグは持ち手や開け口など頻繁に触る場所と、そうでない場所とで保湿状態の差が出ます。手入れをしないと、色の変化に偏りが出てしまうでしょう。バッグ全体を美しく経年変化させるために、こまめに手入れをしましょう。
革製品の手入れの方法
革製品の基本的なオイルメンテナンスの方法を紹介します。ひび割れや汚れなどを防ぐために、丁寧に行いましょう。
手入れに必要な物
オイルメンテナンスの際に必要な物は次のとおりです。
- ブラシ
- 革専用のメンテナンスオイルまたはクリーム
- オイルを塗るための柔らかい布
- 乾拭き用の布
手入れの手順
手入れの流れは、汚れを落として保湿をするという順です。革を傷めないように丁寧に優しく行いましょう。
ブラッシングでほこりを落とす
まずはブラッシングでほこりや汚れを落としましょう。力を入れてこすってはいけません。優しく丁寧になでるように落としましょう。革製品の大きさや形状によって使いやすいブラシも違うので、合ったものを選ぶといいでしょう。特に革が重なっている部分やミシン目などにはゴミがたまりやすいです。布を細かく動かしながら丁寧に落としましょう。
オイルを革製品に塗る
布にオイルやクリームをつけます。使う量は製品によって調整しましょう。キーケースなどの小物だと米粒程度の量が目安です。つけすぎるとシミの原因になるので、少量ずつ塗布しましょう。
革製品にオイルを浸透させる
オイルやクリームは全体に均一になじませます。シミにならないように、すばやく塗り広げましょう。全体に塗った後は、油分を浸透させるために1時間ほどおいておきます。
布で乾拭きをする
油分がなじんだら、乾いた布で全体を拭きます。このときも、こすらないように優しく拭きましょう。
定期的なお手入れで革製品を長持ちさせましょう
定期的に手入れをすることで、革製品は美しく経年変化していきます。日常的な手入れはもちろんのこと、買ったばかりの手入れや定期的なオイルメンテナンスも必要です。適切な頻度で正しく手入れをして、美しい経年変化を楽しみましょう。
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