レザーの正しいエイジング方法は?失敗しないためのコツを解説!
バッグや財布など、レザー製品の楽しみ方の一つが「エイジング」です。エイジングとは、レザーの経年変化のことを言います。レザーは使い込んでいくと、見た目や手触りが変化していき、自分好みの製品に仕上がっていきます。
エイジングについて、「お手入れが面倒」「難しいのでは?」というイメージが強い方も多いかもしれません。しかし、エイジングのポイントをおさえておけば、日々のお手入れが楽しめるようになります。この記事では、エイジングの正しい方法と、失敗の原因も解説していきます。
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目次
レザーのエイジング方法のポイント
エイジングを行う方法として、大事なポイントは以下の4つです。
- 使用頻度を上げる
- ブラッシングを行う
- クリームを使う
- 日光浴をさせる
それぞれについて詳しく解説していきます。
使用頻度を上げる
レザーのエイジングを早く実感するためには、とにかくたくさん使うこと。毎日触れることで、手の油分が表面に付着するためエイジングが進みます。油分はエイジングにとって必要不可欠な要素です。レザーの表面が油分でカバーされることにより、乾燥せずにツヤのある美しいエイジングが進んでいきます。
ブラッシングを行う
エイジングを正しく行うために、まずはブラッシングをしましょう。表面に付着したホコリや汚れを落とすことで、表面の油分が全体に行き渡ります。ブラッシングのひと手間を加えることで、油分の馴染みが良くなったり、ツヤが出てきたりします。基本は馬毛のブラシで軽くお手入れをするだけなので、簡単に行うことができます。
クリームを使う
汚れを落としたあとは、レザーの表面に薄くクリームを塗りましょう。クリームの油分は、レザーにうるおいを与え、過度な色の変色を防いでくれます。このときのポイントは「薄く」塗ること。塗りすぎると色が黒ずんでしまい、エイジングがうまくいかないことがあります。布製のタオルやクロスにクリームを少量ずつを出し、円を描くように馴染ませていきます。
仕上げに乾いたクロスで乾拭きをすることで、全体に油分が行き渡ります。レザーの表面が乾燥していない場合は、毎日クリームを塗る必要はありません。目安として月に1~2回行う程度で、レザーの状態を見ながら必要なケアを行いましょう。
日光浴をさせる
レザーの種類によっては、日光浴をさせることでエイジングの進みを早くします。日光浴におすすめのレザーは「ヌメ革」です。日光に当てることでヌメ革内部のオイルが染み出し、全体に保護膜が作られ、色の変化やツヤが均等になっていきます。注意点は、直射日光ではなく日差しが差し込む窓際に置くこと。日焼けをすると乾燥してしまうので、必ずクリームで保湿をしておきましょう。
レザーのエイジングの失敗例
レザーのエイジングでは、間違ったケアにより以下のような失敗が起こります。
- 手入れ不足でカビが生える
- クリームの塗り方で色ムラができる
正しいエイジングを行うために、失敗例を参考に解説していきます。
手入れ不足でカビが生える
レザーは、湿気を吸収しやすい性質です。湿度が高い季節や、通気性の悪い保管場所によってカビが生えてしまうことがあります。また油分が多すぎることや、汚れがついたままの状態も、発生しやすい原因です。保管する前に、ブラッシングや乾拭きなどのケアをしておくことで、カビの発生を防ぐことができます。
クリームの塗り方で色ムラができる
クリームが均等に塗れていないと、色ムラができてしまいます。保湿する際はクリームをつけたクロスを、くるくると円を描くように馴染ませるのがポイントです。また油分が多すぎると、変色を起こしたりハリがなくなったりします。クリームは適量を取り、均一に塗ることが大切です。
レザーのエイジングの楽しみ方
レザー製品は、種類や使う人によってエイジングの仕方も異なるため、自分だけのオリジナルを育てることが可能です。汚れや乾燥など、レザーの状態を見て適切なケアを行うことで、日々の変化を楽しむことができます。メンテナンス次第では長く愛用できるので、エイジングのポイントを押さえながらじっくり仕上げていきましょう。
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